1/144 HGUC 改造
RGM-79SC ジムスナイパーカスタム
制作解説画像


頭部両サイドをくり貫いて市販の丸モールドを埋め込み。
メインカメラのクリアパーツはピンから切り離して後ハメ式に。
左はノーマルの頭部。








 さらに切れ込みを入れた丸モールドを重ねて接着。
 ここへフェイスガードを取り付けます。
 バルカンは殆ど見えなくなるのでパテで埋めてオミット。







 頭部アンテナは0.8mm真鍮線で制作。
 基部に市販パーツを使ってそれらしいディテールを追加。







 トサカ後部形状をパテで改修。
 黒いのはマジックでラインのあたりを書いた跡です。







 首はボールジョイント接続に変更。

フェイスガードは旧キットパーツを流用。
そのままではHGUCの頭部に対して少し大き目なので削り込みで若干小型化。


上半身は肩軸の稼動が可能な「HGUCガンダム」を使用。
首にポリキャップを埋め込んで頭部を接続します。
左の赤いのはGMのパーツ。


コックピット上面の追加装甲はプラ板で制作。
コックピットハッチもプラ板で塞いでGMの形状に。
両サイドのダクト部分はパテで埋めました。


旧キットから胸部ダクトのパーツを流用。
やはりそのままではやや大きいので削り込みでサイズと形状を合わせてあります。


腰前面の追加パーツはプラ板で制作。
最初は旧キットに準じたディテールを入れてみたんですが、
いまいち似合わない気がしたので止めました。
色々迷った結果、両サイドにピンバイスで穴を開けたシンプルなディテールを入れてみました。
股間部分はレックスのGMスナイパーを参考に形状変更。
サイドアーマーは「HGUCガンダム」のパーツを流用。


腰後ろはプラ材でバズーカラックを制作。
中央にある丸いのは小型磁石です。


このように開閉が可能。


バズーカ内部にも小型磁石を仕込んであります。
磁石同士の吸着を利用して本体に取り付けが可能です。


手首周りをくり貫いてプラ板でカバーを制作。
手首の軸が目立たなくなります。


GMスナイパーのスネには一段くぼんだようなディテールがあるのでそれを再現。
スネ前面をくり貫いて裏からプラ板を貼りました。
くり貫いた部分には薄くC面をつけてあります。


膝ブロックの形状変更。
プラ板で基本となるパーツを作って膝に取り付けます。









 両サイドがなだらかなラインになるようパテで修正。








 内側のフィンは0.5mmプラ板を切り出して作りました。
 








 ふくらはぎ外側にマイナスモールドを埋め込んでディテールUP。

ふくらはぎ後ろをくり貫いて裏からプラ板で蓋をします。








 ここへ追加バーニアを取り付けます。
 内側をブラスパイプとビーズディテールUP。

足裏をくり貫いて市販パーツを組み合わせたバーニアに変更。







 片足だけでこれだけのパーツを使ってます(^^;
 一見するとパーツ数が多く大変そうですが、
 塗装することを考えると実はこの方が楽なんです。
 個別に塗装ができるので綺麗に塗り分けができます。







 両サイドの丸いくぼみにはビーズを埋め込みました。
 使っているのはツヤ有りの黒いビーズです







 完成した足裏。
 バーニアパーツはメタリック色で塗装。
 各パーツごとに色を変えて質感の違いを演出。
 

バックパックは旧キットから流用します。
しかしそのままではHGUCのボディーより大きいので不恰好です。


そこで中央のブロックで切断して幅詰め。
横幅を約2.5mm小さくしました。









 背面のバーニアは市販パーツの組み合わせに変更。








 バックパックのフィンを削り落として底面をくり貫きます。








 内部にロケットエンジン風のパーツを追加。

これも市販パーツを組み合わせて作っています。

@ 径の違う丸モールドを張り合わせて底面をくり貫いた物。
A @の底面になる丸モールド。
B Aの上面に取り付ける丸モールド。
C 金属製の皿型外歯ワッシャー。
D 最後に中央へ取り付けるノズル状パーツ。

これらを組み合わせることで画像右のようなパーツが出来上がります。








 0.5mmプラ板で削り落としたフィンを作り直し。
 元は3枚でしたが中が見え易いよう2枚にしました。

両サイドの四角いモールドは市販パーツとプラ板で作り直し。
全体的にエッジが甘いのでしっかり面出しをしてC面を付けました。








 完成したバックパックを下から見た様子。
 覗き込まないと見えない部分なんですが、
 こういった所に手を入れると作品の完成度が高くなりますね。


武器と装備品







 スナイパーライフルは旧キットを使用。
 スコープは市販パーツでディテールUP。

スコープの先端部分は模造ダイヤを埋め込んであります。
裏側は丸モールドとHアイズでディテールUP。


ストックは強度確保を兼ねてアルミ線に交換。


手首はハイディテールマニピュレーターを使用するつもりでしたが、
スナイパーライフルにしっくり来る物が見付からなかったので断念・・・。
結局キットの手首が大きさ、形状共にピッタリでした(^^;
しかしそのままではライフルをまともに構えられないので、
手首の軸を一旦切り落として市販の角型ダクトを接着。
そこへ切り落とした軸をやや斜めにして再接着。
これでライフルを自然な形で構えることが出来るようになりました。
この手首はグリップに固定してあります。


バレル(銃身)は形状がいまいち気に入らないのでプラパイプで作った物に交換。
予備のバレルも追加しました(取り外しは出来ません)








 銃口には金属パーツを入れてディテールUP。
 このパーツについては「HowTo」の方で詳しく紹介しています。

 「ICソケットピンを利用したディテール」
   ↓こちら↓
 

腕部に取り付けるボックスタイプビームサーベルユニットは旧キットから流用。
削り込みで若干の形状変更をしてプラ棒で接続軸を制作。
市販パーツでディテールを追加しました。
左右どちらの腕にも装着が可能です。


ジャンクパーツを使ってバックラーシールドを制作しました。
これはMGニューガンダムの右前腕パーツです。
裏にディテールを追加しただけで特に形状変更はしていません。








 腕に取り付けるとこんな感じです。
 思った以上に違和感無く良い感じになってると思います。
 これも左右どちらの腕にも装着可能。

ビームスプレーガン用のマウントをパテで制作。
右脚部に装着が可能です。


これも足の内側に磁石を仕込んで吸着させています。
マウントとビームスプレーガン内部にも同じように磁石を入れてあります。
この方法だと接続用の軸や穴が不要なので、外観を損なわずパーツの着脱が可能になります。


ガンダム用のビームライフルも制作しました。
センサーは塗装後に組み立てられるよう後ハメ加工(画像左)
銃身の合わせ目が消し辛いので下の棒状の部分を切り落とし。
真鍮線と市販パーツを組み合わせて作り直してみました。


ノーマルのシールドも制作。
中央の十字はパテで埋めてVer.ka風のディテールを細切りプラ板で追加。


サイドアーマーにビームサーベルラックを追加してみました。
腰の左右どちらにでも取り付けは出来ますがサーベル自体の着脱は出来ません。









 柄のビーム発射口には金属パーツでディテールUP。

 色々作ったので装備品がかなり充実してます。
 ・ビームサーベル
 ・ボックスタイプビームサーベルユニット
 ・ボックスタイプビームサーベルユニット用クリアパーツ
 ・ビームサーベルラック付きサイドアーマー
 ・バックラーシールド
 ・ビームスプレーガン用マウント
 ・ビームスプレーガン
 ・ビームライフル
 ・スナイパーライフル
 ・バズーカ
 ・シールド
 ・握り手(左右)
 ・平手(左)
 ・武器用握り手(右)







 最近モデラーの間で定番になってきてますが、
 フォトフレームを使ったスタンドも制作しました。
 少し浮かせた状態でのディスプレイが可能です。

塗装直前の状態です(腰のバズーカラックは塗装後に追加制作)
HGUCの形状をできるだけ活かす形で作業を進めました。
旧キットのパーツで使用したのは頭部バイザーと胸部ダクトとバックパック。
後はほぼプラ板での追加工作です。
見ていただければ分かるようにそれほど大改造したって訳でもないんですよね・・・(^^;
「GMスナイパーとして必要最低限のパーツを付け加えた」て感じでしょうか。


旧キットとの比較。
こうやって見ると旧キットのプロポーションもそんなに悪くは無いですね。


塗装レシピ


・緑=フィールドグリーンFS34097+ブラック少量
・黒=ネイビーブルー50%+ミッドナイトブルー50%
・白=ホワイト+クリアブルー少量+ブラック少量
・関節=ニュートラルグレー50%+ファントムグレー50%
・バーニア類はスーパーアイアン等のメタリック系を数色使用。
・カメラアイはシルバーを塗装してからクリアオレンジで着色。
(全てクレオスのMr.カラーです)

スミ入れは白の部分にフィールドブルー。
他はブラウンを使用(タミヤエナメル)

最後にメタリック色以外をスーパークリアつや消しでコート。




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