C面の処理


「C面って何?」
と言う方もいらっしゃると思うので簡単に説明します。



二つの面の角に付けた面(赤い部分)をC面と言います。
MSの外装等の角によくこの処理がされています。
これを綺麗に仕上げることによって面の情報量が増え、模型の完成度も上がります。



今回はこのプラ材の角にC面を付けてみます。
作業にはアルミのT字材にサンドペーパーを貼り付けた物を使用。
今回はサンプルで面を付けるだけなので、ペーパーの番手は250のみで作業しています。



先ずは平面を出して角のエッジ出しをします。
この面出しをしっかりやらないと綺麗なC面が出ないので重要な作業です。
印を付けた2面をペパーがけします。



ペーパーがけはやや円を書くように動かします。
画像では早く動いてる様に見えますが、実際には平面を崩さない様にゆっくりと丁寧に作業しています。
ペーパーは平らで硬さのある物に貼らないと平面が出しにくいので必ず当て木をして下さい。
当て木は身の回りに有る物で代用もできます。
シャーペンの芯ケースとか定規、固めの消しゴムなんかも使えます。



右がエッジ出しをしたプラ材、左は未処理のプラ材です。
丸で囲った部分のエッジが出ているのが分かるでしょうか。
平面出しをしっかりやれば自然と綺麗なエッジが付きます。



では、ここからエッジを出した角にC面を付けます。
状態が分かりやすいようにマジックで黒く塗りました



面がよじれないよう慎重に削ります。
一定の角度を保つよう、削る角度に十分注意して下さい。
力を入れ過ぎるとC面の幅が一定にならないので少しづつ削ります



薄くC面が付いた状態です。
C面の幅もほぼ一定になってるのが分かると思います。



更に削り込んで面の幅を広げてみました。
ここまで削るとC面ではなく一つの面に近い状態ですが・・・



未処理のプラ材との比較。
今回は表面仕上げをしていませんが、この後400〜600番のペーパーで表面処理をして仕上げます



ガンプラは特にこの処理が必要なパーツが多いので応用範囲は広いと思います。
元々C面が付いているパーツの処理も基本的に手順は同じです。
複雑な形状の物は作業しにくい感じですが、面の方向を考慮しながら進めればそんなに難しい物ではありません。
薄いC面は一定の幅を維持するのが難しいので、パーツに着色して作業すると比較的楽に出来ると思います。
僕はよくサフ吹きした後にC面付けの作業をしたりしています。





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